患者の証言
スレイ・ピッチ
スレイ・ピッチちゃんは、バンテイ・メンチェイ地方に住む、活発な5歳の女の子です。両親と二人の兄弟の五人家族です。お父さんはロン・クー市場で働き、お母さんは専業主婦です。家は貧しいですが、公立小学校に喜んで通っていました。
4月19日、家族でお祖母さんの葬式に行くために、1台のバイクに一家5人が乗り、走っていました。ところが、犬が飛び出してきたために転倒し、皆が道路にたたきつけられてしまいました。ヘルメット無しで、バイクの前のほうに乗っていた、スレイ・ピッチちゃんのけがが一番重症でした。
頭部外傷に加え、手足にも傷を負ったスレイちゃんは、ワールドメイト救急病院に運ばれました。気丈な彼女は、学校を数週間も休まなければならなかったものの、すっかり回復しました。ピッチちゃんのような例は、ワールドメイト救急病院では珍しくありません。このことは、カンボジアの道路事情が、いかに改善を必要としているかを示しています。