活動と統計

活動3:医療の平等と貧困者救済

 カンボジアの医療体制全体に言えることですが、患者は、その支払い能力に応じた医療を受ける傾向があります。貧しい患者の場合、あるいは、患者の資金力が枯渇した場合は、見捨てられたり、料金が安く、質の悪い施設に移されることが多くあります。

 ワールドメイト救急病院は、その傾向に真っ向から立ち向かっています。

リハビリ

ワールドメイト救急病院が受け入れる外傷患者は、
支払い能力の有無にかかわらず、
誰でも同等の質の高い医療を受けられます。

 こうした貧しい人への診療は、日本のワールドメイトからの多額の寄付無しには、あり得ないことです。しかし、カンボジアの状況は、一つの団体が対応できる範囲を、はるかに超えています。そこで、ワールドメイト救急病院が、最大限の成果を挙げられるよう、資金源の多様化が図られています。

 ワールドメイト救急病院の追加財源確保の策として、交付金や、消耗品や薬品の現物寄付、チャリティーコンサート等を含む一般募金活動、勤務時間の一部を無料奉仕とする、多数の医療関係者の採用を目指しています。2013年は、いくつかの団体から交付金や、数万ドル相当の現物寄付を受けました。また、無料もしくは少額での医療奉仕をしてくれた、ボランティアにも恵まれました。

 もう一つの資金源は、国内の寄付金募集です。カンボジア経済は、毎年6~9%の成長率で拡大しています。そして、交通費や医療費を自己負担できる国民の割合も、今や25%程度となり、増え続けています。そして、事故に遭った患者は、貧富の別なく、複雑な外傷を治療できる、この地方唯一の病院である、当病院に診療を受けに来ます。

2012年10月、シンガポールで、マイケル・ボルトンによる、
チャリティーコンサートが行われました。

 このコンサートには、半田博士も出演し、「ダニー・ボーイ」と「オーソレミオ」を歌唱。さらにマイケル・ボルトンと2人で、オペラ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」を、マイケルがテノール、半田博士がバリトンの、アカペラ二重唱で披露したのです。

マイケル・ボルトン

「半田博士は、大きなインスピレーションを与えてくれます。私自身、もう20年以上も、自分の慈善団体を運営していますが、半田博士の団体のように、多くの人々に手を差し伸べることができたらと、願わずにはいられません。

 半田博士は、現世において成功している人は、それをどのように、人間の精神や人権、人類のために活用すべきであるかを指し示す、大いなる模範であると言えるでしょう。

 マイケル・ボルトン 」

Charity Concert Performed in Singapore by Michael Bolton

Dr. Handa is a huge inspiration to me. I have been running my own charity for more than 20 years now, and I only wish we could reach the amount of people that Dr. Handa has with his organization.

Dr. Handa epitomizes the use of success in this world as a form of fuel and energy to become a true champion of the human spirit, and of human rights, and of humanity.

Michael Bolton

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